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Author:風沙
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最近は、香港明星トニー・レオンさんのファン。

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テラス・シャンブロウ
きままに独り言・・・
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トリノよりも野口さんが・・・
ちょっと体を壊して入院しなければならなくなりました。
ここもしばらく留守にします。
こんな辺鄙なブログですが、時々覗いて下さる皆様、ありがとうございます。出来れば、3月末くらいまでには再開したいですが、どうなるか・・

トリノで日本は不振らしいですね。
メダル一つ取れるか取れないかみたいな状態らしく。
でも、今の日本では仕方ない結果かも知れません。
メダルが何個とか・・・なんだか今は空しい気がして。
もっと他に調べたり、伝えることがあるのではないだろうかと思ってしまう。

最近、いろいろなニュース番組が色褪せて見える。
キャスターやコメンテーターが操り人形に見える。
「報道」ってこんなものだったんだろうかと。

病院ではネットが見られないのがツライですが、もしこのままテレビ局の誘導のままに、野口さん事件が手付かずで風化させられたら、ショックだなぁ。
その時は、日本はいつのまにか、ここまで堕ちていたんだと思い知るしかないけれど。


無極~プロミス~
・・・・・かって、一つの指輪を巡る壮大なファンタジーがあった。
そして、これは・・・・
一つの「饅頭」を巡る、愛と哀しみの壮大なファンタジー~(笑)

前半かなりクスクス笑いが止まらず、困ってしまいました。
中国と取引のある会社に勤める知人が、「相手の言ってる事の単位が違うのでやりにくい」とこぼしていたのを思い出しました。
とにかく時間とかの単位が日本人からすると、無駄に大きいそうです(笑)・・・例えば、ビジネスの話で普通に「300年先」なんて単語が出てきたりするらしく。
やっぱり、大きな土地に住んでる人々は、発想が壮大なのだな。

何もこんなに大げさな表現にしなくても・・・と思いながらも、結構楽しんで見てしまいました。
役者さんたちがみんな頑張って演じているので、後半になると、笑いながらも、少しジワっときたりして。
これで、もうちょっと脚本を練って、CGセンスが良ければ、大感動だったかも・・・惜しいなぁ。
このままでは、やはり壮大な「珍作」と言われても仕方ない(笑)

最大の敗因は、やっぱり出番の多い奴隷さん(チャン・ドンゴン)を、とんでもない俊足の持ち主に設定した事じゃないでしょうか。
この「足が異常に速い」っていうのは、どういう風に撮ったとしても、結局ギャグにしか見えないという危険な設定だと思うなぁ。
せめて「力持ち」くらいにしておけば良かったかも。
せっかく花のような美男なのに、もったいない・・・ドンゴンファンが嘆くのも解ります。
いまいち作品に恵まれないというか、この方の美しさを存分に引き出された映画って、まだないみたいな感じがします。
人柄の良さは十分伝わってくるのですが・・・

それに比べて、公爵役のニコラス・ツェーは、美が全開!(笑)
まるで漫画の美形悪役キャラが、そのまま抜け出してきたかのよう。
クライマックスは特に、ニコラスの芝居と存在が、広げっぱなしの大きすぎる風呂敷を何とかキュっと引き締めた感じでした。

真田さんも頑張ってましたね~北京語の台詞も完璧だったようですし、頭が下がります。
威張りん坊で、軽くてズルイところもある、そのくせ憎めない将軍をしっかり見せてくれました。
(真田さんのせいじゃなく技術班の問題だけど、最初の戦で使った球形の武器はちょっと・・・重量感なさすぎ笑)

そして、一番重大な敗因なのが、3人の男に思いを寄せられる王妃(セシリア・チャン)の描かれ方でしょうね。
「饅頭」が実は主役とはいえ(違うか笑)この話の中心点は王妃なのに。
セシリア・チャンのせいじゃなく、脚本のせいだと思います。
哀しい王妃の運命に感情移入できないと、3人の男のせっかくの犠牲も映えない・・・

そんな訳で突っ込みどころ満載(笑)、こういう荒唐無稽な映画もたまにはいいですね。

ホテル・ルワンダ
これは、怖いです。
以前こんな事が本当にあったと知るだけでも意味があったと思いますが、怖いのは「今でもこれは起こり得る」と感じるから・・・

。。。。。。。。。。。ネタバレします。。。。。。。。。


ルワンダで本来は仲良く共存していた「ツチ族」と「フツ族」。しかし植民地化の途上で、少数派ツチ族が、社会の支配層的役割を担う形になっていた為に、フツ族には不満があり、そのあたりが虐殺の根になったようだ。

フツ族のラジオが呼びかける。
「隣人を監視せよ!」
それが、たちまちエスカレートしてゆく。
「高い木を切れ!」(殺せ!)と。

4つ星ホテルの支配人は、フツ族出身だが、妻はツチ族だ。子供もいる。
情勢が逼迫してくると、彼のホテルが避難民の駆け込み寺になる。
国連軍も、マスコミも頼りにならない。
欧米人の帰国を優先するのみで、避難民は世界から見捨てられた格好だ。
それでも支配人は、通常通りにホテルを運営し、あらゆるコネや金を駆使して、なんとか皆を救おうとする。

国際電話による働きかけがうまくいき、支配人の家族を含め何割かの家族が国連部隊に守られ、ホテルを離れて脱出しようとすると、ラジオに煽られたフツ族の群集が、道を塞ぐ。
敵に囲まれた避難民と国連部隊の兵士たちは、ともに死に接近する。
支配人の必死の呼びかけで政府軍が動き、なんとかこの時は無事に戻ることが出来た。
さっきは国連軍が当てにならないとは言ったけれど、こういう緊迫した局面になると、これは「命がけの仕事」なのだと解る。

ある日、隣人がナタを振り上げて襲ってくるなんて、悪夢だろう。
しかしホラーではなくて、実話なのだ。

「ツチ族を根絶やしにする。彼らはゴキブリだ」
「ゴキブリをかばう奴も、ゴキブリだ」
どこかで聞いたような言葉。
アウシュビッツで行われた事、ユダヤ人が妬まれていた事、みんなどこか似通っている。
憎しみは、どこから来るのだろう。
○○族だから、○○人だからという理由だけで、ナタを振り下ろす憎しみは。
こういう心は、人間の本性に埋め込まれているんだろうか。
くいとめる手段は、ないのだろうか。



「ホテル・ルワンダ」の日本公開を応援する会
                  http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/

テレビで「HERO」
久しぶりに観ました。これはやっぱり映画館か、せめてプラズマ級の画面で観たいですね。家のテレビじゃ物足りない~(笑)

赤、青、緑、白それに黒も効いている。壮大な宮殿や砂漠の風景も美しい。工芸品みたいな映画。
刺客・無名と皇帝が向き合う能のように静かに緊迫した場面と、飛雪と残剣がいろいろなパターンで演じ分ける表情豊かな芝居の場面の対比も面白い。
特に印象的なのは、女剣士・飛雪のキャラ。
恋人・残剣との関係性がまったくの互角、対等(いや、やや上?笑)なのが、時代劇では、珍しい感じだ。
「グリーンディスティニー」でも、剣の道にとりつかれたお姫様が面白かったけれど、「HERO」の飛雪も、秦王に亡ぼされた国の将軍の娘で剣に優れ、復讐に燃えている。
残剣と飛雪は、恋人同士、ともに闘う戦友でもある。
しかし書を極めた残剣は、秦王の資質を見抜き、戦乱で苦しむ民のために暗殺を止めようとする・・・

平和を願いながらも、最後まで飛雪の意志を尊重する残剣。
たとえ、刺されても・・・
「HERO」は、実は滅多にないくらいなフェミニズム映画と言っていいかもしれません。
トニー・レオンでなければ、この味は出ないな(笑)

映画館で見たとき、終わってロビーに出ると、年配のご夫婦が
「よかった・・・」
「よかったね」
なんて言いながら、仲良く並んで出て行かれるのを観て、微笑ましくなったのを憶えています。
人生の戦友・・・ああいうご夫婦が楽しんで観られる映画っていいなぁって思ったのでした。


小説「白夜行」
◎ネタバレします!まだ読んでない方は、絶対読んでから。。。。。


厚い文庫本ですが、一気に読んでしまいました。久しぶりに緊迫感を感じつつ、ページを繰る手が止まらない(笑)
今枝探偵には、思わず「危ない!甘く見てるとやられるよ」と、声をかけてしまったほど・・・案じた通りになってしまいましたが(泣)

こんなに抑制の効いた哀切なラストは、あまり読んだことがありません。
本当に最後の最後になってようやく、かっての少年少女と刑事は一堂に会することに・・・「R&Y」二人の夢の店で。
なんという長く、ほの昏い旅路だったのか・・・

読み終わってふと浮かんできたのは、まったく別の話ですが、萩尾望都さんの「ポーの一族」でした。
主人公のエドガーとメリーベルの幼い兄妹は、無理やりバンパネラ(バンパイア)の一族に引き入れられてしまい、成長が止まった姿のまま、長い時を旅する事になってしまう。
人々を殺め血を吸う事と引き換えに永遠の命を約束された、呪われた存在。彼らは国を越え、時代を超えて変わらず生き続ける。
その横で、普通の人間たちは成長し、年を取り、死んでゆく。
「永遠に生きること」一見それは、幸せなことに思えます。
しかし、この漫画を読むと、「止まった時に縛られた」バンパネラたちの方が実は不幸で哀切なものに思えます。
そして、大きな生命の流れの中で繋がりながら、生まれて生きて死んでゆく、はかない人間たちの方にこそ、「本当の永遠」があることを知らされます。

罪を背負った雪穂と亮司の周囲を、多くの人々が通り過ぎていきます。
ある者は騙され利用され、ある者は殺され、ある者は疑い又ある者は何も知らぬまま幸せになったり・・・
「白夜行」が味わい深いのは、こうした周囲の関わりあう人達一人一人の人生の局面、時の流れが、細やかに描かれていることでしょう。
どの人もそれなりに一生懸命に・・けなげに。どの人もその後、どうなったのだろうと気にかかってしまいます。

メリーベルを失ったエドガーのように、雪穂は亮司を失っても生きていくしかないようですね。
雪穂も亮司も、幼い時に受けた傷を犯罪で繰り返しているのが、やるせない。
どの事件も惨いですが、一番ぞっとしたのはやはり、再婚先のなつかない娘・美佳の事件。
雪穂の魔性が、思い切り剥き出しになった瞬間です。
自分がされたことをする・・・まさに負の連鎖。
私の希望としては、時を経て成長した美佳が、すべてを察知して雪穂を滅ぼし、終わらせてやって欲しいな。
どうか負けないで強く育ってほしい。

それにしても最近、雪穂や亮司を生み出す土壌が、増えているような気もして怖いです。
子供たちにあんなつらい旅路を歩ませることなく、無邪気に笑って過ごせる家庭を提供できる親・・・目立たないけど、今の時代はそうした親こそ神かもしれない。


チャングムの誓いを見てると
雪が降ったのには、驚きました。喫茶店の窓いっぱいに白い雪が羽のように舞い散る様子は、なかなか幻想的。
帰りに、野菜と鶏肉と牛乳を買って、ありきたりだけど今夜はシチューにしてみました(笑)寒い日に、鍋でことこと煮込む料理は、なんとなく気分が落ち着くので好き。

料理と言えば、昨夜のチャングムの誓いも面白かったな~
味覚を失った事を嗅ぎつけて責めるチェ尚宮に対して、チャングムは切り抜けることが出来るのか?
菜園の先生が蜂の針で治療してくれたり、武官の人が慰めの言葉をくれたり、創作料理比べがあったり、本当に一時間盛りだくさん(笑)
「冬のソナタ」の時は、丁寧なドラマ作りに好感は持ったけど夢中になるところまではいかなかった。
「チャングムの誓い」は、楽しみながら見つつも、なんだか背筋が伸びるというか、襟を正したくなる感じだ。
こういうのを志の高いドラマと言うのだろう。

監督と脚本家の想いが伝わってくる。
醜い利権や権力闘争の一方で、正しく自分の仕事に誇りを持ち、「食」を究めようとする人々もいる。
一番印象的なのは、現・最高尚宮のチョン尚宮様かな。
もともと地位争いには興味のない風流人だったのを、悪役側の女官長に「つなぎのお飾り」にちょうどいいと抜擢されたところ、実は権力の腐敗を許さない目と実力の持ち主で、しっかりとリーダーシップを発揮し
、今では悪側にとって最も邪魔な人物になっている。
「家柄などとは関係なく、お互い自由に意見交換し切磋琢磨して実力を磨きあうように」
そんな台詞がよく出てくる。
日本の今の政治の現状を見ても、世相の乱れ方を見ても、ほとんどチャングムの悪役側の世界になってしまってるかのようなのが、つらいところだ。

「チャングムの誓い」は、香港やタイなどでも大人気らしい。
ストーリーの面白さももちろんあると思うけれど、このドラマに込められた、そうした理想(現実がなかなかそうはいかないだけに)に対する共感もあるのではないだろうか。
タイなどでは、このドラマの影響で売り上げトップだった日本車が、韓国車にとって代わられたとか。
恐るべし、ドラマの影響力!国益直結!(笑)
そう言えばいつだったか、アメリカ空軍のパイロットの人が
「万が一、日本とアメリカが戦争するような事になっても、スタジオ・ジブリのある場所(武蔵小金井辺り?)には、爆弾は落とさないよ」
と言っていたという話を聞いた事もあった(笑)
恐るべし、アニメの影響力!国防直結!(笑)

結局、仕事に誇りを持ってたくさんイイモノを創って、みんなから愛されるようになれば、軍備しなくても国益も国防も出来ちゃったりして・・・もともとマッチョは苦手な国なんだから、そっちを目指したらどうでしょう(笑)



ドラマ「輪舞曲」と「白夜行」
香港映画が好きな人なら、今度始まったTBSのドラマ「輪舞曲」には、ちょっと呆れてしまうだろう。あまりにも、あの名作「インファナル・アフェア」にそっくりだから(笑)
「冬のソナタ」のチェ・ジウを招き、竹之内豊と競演させる。相変わらず、韓流強いなぁなんて静観していたら、香港映画からも「つぎはぎ」してしまったみたいで。やれやれ・・・
「主人公が潜入捜査官」と聞いた時に、ちらっと悪い予感がしてたけど・・・せっかく大々的に展開する力の入った作品なのだから、もっとオリジナルを追求して欲しかった。
どうしてもインスパイアされてしまったというのなら、最後のテロップに一言添えるとか、何か敬意の示し方があると思います。
アジア系では、パクリは当たり前(笑)の声もあるけれど、他がやっているからこちらでも・・・では、志が低すぎるし、今後の日本のドラマの質の向上にも希望が持てなくなってしまう。
しかし、その中でも一番問題だなと思ったのは、ドラマの内容よりも、そうした類似を指摘された時の製作側の態度。
「輪舞曲」の公式ページの感想を書き込む掲示板では、インファの名前を出して少しでも批判的な事を書くと、削除される。
煽りとかではなく、冷静な批判でも反映されない。
何のための掲示板なのか?(笑)
そこまで神経質に削除するというのは、まるで確信犯みたいだし、度量の狭さを露呈してしまって、かえって逆効果だと思うのだけれど。
「画面が暗い」程度の批判と、あとは褒め言葉のみが並ぶ掲示板の印象は、のっぺりしています。これが、検閲済みの風景というものなのかな。まるで、どこかの国みたいな(笑)

これを同じTBSのドラマ「白夜行」と比べると、とても面白い。
「輪舞曲」が、ジウ姫効果か視聴率20%越えとのことで浮かれている影で、この「白夜行」の初回の視聴率はそれほど伸びなかったとか。
でも、公式ページの感想の掲示板を、時間があったら覗いてみて欲しい。
そこに並ぶ、なんとも血の通った、熱い感想の数々(笑)
「輪舞曲」の掲示板を見た後に読むと、あまりに違いが激しくておかしくなります。

「白夜行」は、先日直木賞を受賞された東野圭吾さんの小説が原作。ファンの間では、長らく映像化不可能と言われていたらしく。
とっても分厚い文庫本が出ていたので、病院の待ち時間ちょうどいいかなと思ってたまたま買ってみたら、確かに凄い本でした。
先に読んでおいてよかった~しかも、ドラマ以後、各書店で一時売り切れ状態だったらしいし(笑)
主人公二人が、常に他の人達から見た、外からの視線でのみ描かれるという非常にストイックな手法で、最後までグイグイ引っ張られます。
ドラマの方では、あえてこのアプローチの逆をいっているのが、まさにオリジナル(笑)
原作にはなかった少年少女の心理が丹念に描きこまれて、原作とはまた違う迫り方で成功していました。
リスクを賭けて挑戦した製作チームの心意気を感じます。
今は視聴率で負けてはいても、結局、オリジナルの良いものを作る方が長い目で見れば、残るんじゃないかなぁ。

華やかな出発をした「輪舞曲」と、深く静かに潜行する「白夜行」。
同じTBSだけに、今後の対比が楽しみです。

あぁ、ジブリまでも・・・
最近、ショックだった事といえば、スタジオ・ジブリの新作のニュースだった。
原作が、なんとあの、アーシュラ・ル・グィンの名作「ゲド戦記」。
どちらかと言うと、グィンの短編集「風の十二方位」のファンだったりするのだが、それでも「ゲド戦記」をジブリがやる、と聞いただけで胸躍るニュースだった。
実際、ずっと映像化のOKを出さなかったグィンが、突然「ゲド戦記をやれるのは宮崎駿しかいない」と連絡してきたとか。
うぅ、感動~!両方とも好きだった作家が、こんな形で結びつくなんて、夢のようだ(涙)
しかし、詳しく聞いてビックリした。
監督をするのは、宮崎駿監督ではなくて、なんと息子さんだという。
ガーーーン・・・そ、そんな・・・「世襲制」だなんて・・・・
歌舞伎や雅楽などの伝統芸の世界なら、まだ理解できる。でも、アニメ作りが「世襲制」だなんて・・・あんまりだ。
例えば、息子さんがずっとアニメの世界で研鑽と経験を積み、インディーズでもいいから、良質な作品を発表してきたなら、納得も出来るけれど、今まではまったく別分野の仕事をしてきた人とか。

「風の谷のナウシカ」の頃から、ジブリのファンだった。
地方の映画館で初めて見た時の衝撃は、今でも忘れられない。
「天空の城ラピュタ」の完成度は、黒澤映画に続く日本映画の一つの頂点だと思う。
その後もレベルの高い作品を作り続け、今では、日本が誇れる良質なブランドとして、内外ともに認められている。
宮崎監督のジブリ製なら、ほとんど裏切られないと知っているから、みんな期待して映画館に足を運び、そして満足して帰る事が出来る。
(個人的には”もののけ姫”だけは好きになれないし、”ハウルの動く城”もいま一つだったけれど、それでもやはり凄いと思う)
そのジブリをしても、・・・息子さんなのか。
他の若手がいないのか。そこまで人材がいないのか。
誰も育っていないのか。
そんな・・・

「世襲制」は、伝統芸や政治の世界で、もうたくさんだと思う。
せめて、アニメや映画作りくらいは、風通し良くあって欲しいと思う。
血筋や出身とは関係なく、いろんな所から、いろんな人が集って、実力を競い、良い作品を生み出す工房・・・そんなのは、あり得ないのかな(笑)
いろんなタイプの才能が切磋琢磨して、花開く「百花繚乱」状態を作り出すことが理想だと思うのだけれど・・・例えば、幕末期に多くの人材を出した適塾みたいな。
塾生たちは、決められた日に、みんなの前でそれぞれの研究を発表して厳しい質疑応答を受ける決まりだったので、ものすごく勉強したらしい。
そういう育てるシステムが、日本は弱いような気がする。
誰か一人の天才に依存するだけでは、一発だけの花火で終わってしまう。


青春アミーゴとかレミオロメン
年末だからか、今年流行した歌がまとめとして、よく流れているのが耳につく。
ドラッグストアなんかで有線がかかっていて、たまたま好きな歌だったりすると、全部終わるまでじっと聞きこんでしまったり、小声で口ずさんでしまったり(笑)
今年の曲の中で、印象的だったのはやっぱり、「青春アミーゴ」かな。
ドラマの方も良かったけれど、最終回は無理にまとめようとして失速してしまったのが残念。
彰が転校先についていってしまうのはどうかと~(笑)
別れがあるから、青春は切ないのになぁ・・・
「青春アミーゴ」は、レトロっぽい曲調も引き込まれるけど、歌詞もいい。特に「地元じゃ負け知らず」のとこがポイント(笑)
「地元じゃ」とわざわざ言ってるところに、哀愁が漂う。
井の中のカワズじゃないけれど、地元で一番でも、もっと広い世界に出ていくと、上には上がいる事を思い知らされることが多い。
自分たちが通用したのが狭い世界の中だけだったと悟る時、少年は大人になるのかも知れない。
その時、地元での輝く日々は、帰らない青春の栄光になる。
過去形の切なさ・・・

レミオロメンの「粉雪」もサビのところが、グルグル頭で回ってしまって困る。
決して綺麗な声という訳ではないのに、あれだけ全身を使って歌われると、こちらまで体に力が入ってしまい(笑)
テレビで今年のニュースの特集の最後、靖国参拝や列車事故の映像のフラッシュのバックにこの曲が使われていて、なんだか胸に迫るほどハマっていました。

SAYURI
う~ん、思ってたよりはずいぶん良かったけど、やはり残念な気分。
ハリウッド流を責めるよりも、こうした題材をちゃんとした日本製で世界に問えない邦画の力量不足を嘆くべきだろうと思います。

それにしても、着物にとって「うなじ」と「肩」って重要なんだなぁ。
チャン・ツィィーはうなじが見えてるのはいいのですが、肩が怒りすぎ・・・可愛いけど。コン・リー姐さんもミシェル・ヨー姐さんもいつも風呂上りみたいに髪を下ろしていて、うなじが見えず。
確かに髪を下ろすと色っぽいのですが、いつもはきちんと結い上げている人が、「たまに」崩すからドキっとするのであって(笑)
そういう「抑制の美学」みたいなのが、もっと観たかったですね。
SAYURIの性格も、結構普通っていうか、奥深く秘めた情熱や強さまでは伝わってこなかったです。
同じロブ・マーシャル監督の「シカゴ」の主役2人の女優さんのような鮮やかな対比には至らず。
SAYURIとミシェル・ヨー姐さんの師弟関係というのも大事な縦筋ですが、これもわりとアッサリ表面的なものにおわっていたような。
そんな中、本物の情念を感じさせたのは、工藤夕貴。
あんな感じで全編作ってくれたら、華やかさと引き換えに裏切り嫉妬の入り混じった多くの時間を通りすぎて、SAYURIが最後に純な想いを実らせた時、涙がこぼれたかも知れません。



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